こんにちは。
リョウです。
歯科技工士専門学生にとって歯のかたちを覚え、見る力を身につけるためには歯型彫刻をするのが最適です。
先日、私は歯の形態を覚えて、もっと歯科技工が上手くなりたいと思い、歯型彫刻の講習会や教室はないかGoogleで検索していました。
すると『ワースカービングクラブ』という団体があり、そこで歯型彫刻をしながら教わることができると知りました。
今回は許可をいただき、先日参加させていただいた『WCC(Worth Carving Club)』での体験や感想についてまとめてみました。
ワースカービングクラブとは?
ワースカービングクラブは、もっとうまくなりたいという思いを持っている歯科技工士の方々に、石膏彫刻の知識と技術を伝え、互いに切磋琢磨し、その熱を広め、そしてより良い技工人生を目指すお手伝いをすることをミッションとした団体です。
会長の難羽康博先生は、早稲田歯科技工トレーニングセンターCADクラスの講師などの経験を経て、デンタルCADデザイントレーナーとして独立されている素晴らしい方です。
WCCのホームページはこちら>>
いざ会場へ
今回の会場は池袋駅西口より徒歩約10分、南口より約7分のところにある「としま産業振興プラザ」でした。
とてもきれいな建物です。
持ち物
持ち物は彫刻に必要な彫刻刀や石膏棒、見本模型、デスクライト、テーブル上の敷物などが必要でした。
さらに、事前に先生の歯型彫刻動画を参考にして彫った作品を宿題として持参しました。
難羽先生のYouTube動画が分かりやすく、特に表面性状についての動画は目からウロコでした。
今回の参加費は学生500円、社会人1,000円という良心的な会費でびっくり。
当日の流れ
参加者は私以外にもおり、自己紹介のあとは難羽先生から歯型彫刻の意義やコツなどについてのお話を伺いました。
見本模型は持参していましたが、天然歯モデルの見本模型の貸し出しも行っていたので、今回はそれに挑戦してみました。
天然歯を彫ったのは昨年の夏の「G-1グランプリ」以来だなぁとしみじみ。
持参した石膏棒を取り出し、彫刻開始です!
先生に作業風景を撮影していただきました!
教室は広々としていて、ソーシャルディスタンスが守られており、換気も十分にされていました。
昼食タイムや休憩をはさみながら9時半から17時頃まで活動しました。
目からウロコのアドバイス
彫刻をしている合間に難羽先生に事前に宿題として彫っていた作品や現在彫っている天然歯モデルの彫刻を見ていただきました。
大きな画面に私の作品と模型を映して改善点について解説していただき、視覚的にもとても分かりやすかったです。
自分の見方のクセや削り方の直したほうが良い点について知ることができたのは大きな収穫です!
下の写真の白いものが私の完成作品です。
オリジナルインスツルメント
石膏彫刻用のインスツルメントの販売もしていました。
HAGANEシリーズはこちら>>
まとめ
休日でも技術を向上させたいという意欲のある先輩の歯科技工士の方々と一緒に歯の形態を学ぶことができ、とてもいい機会になりました。
また開催される場合は、ぜひ参加させていただきたいと思います。
見る力を鍛えたいという方や歯の形態についてもっと知りたいという方は是非参加してみてはいかがでしょうか。