こんにちは。
歯科技工士専門学校の授業の中に『デッサン』というものがあります。
今回は実際にデッサンの授業を受けて分かったことの内容や、学ぶ理由について解説していきたいと思います。
デッサンとは?
デッサンとは、対象物の特性や構造、光の当たり具合などを理解し、最も適した描法や技法を用いて画面に再現していくことのことを言います。
今回ご紹介するのは鉛筆を使った鉛筆デッサンです。
歯科技工士がデッサンを学ぶ理由とは?
歯科技工士は患者の歯や矯正装置などを製作する職業です。
デッサンの授業がある理由は物事の形や特徴をしっかりと捉えることで、技工物の製作に必要な能力を身に付けることができるからです。
もう一つの重要な理由は、歯のデッサンは、歯科技工士国家試験の実技課題の1つでもあるからです。
3つの実技課題については他の記事でまとめています↓
3つの実技科目についてまとめた記事はこちら>>
実際に授業ではどんなことをするのか?
授業の中では鉛筆の削り方や、大枠を捉えるためのアタリの書き方や影の部分の書き方などを教わりました。
円すいを描く場合はこんな感じでアタリを描きます。
そしてアタリの線を消し、影を付け、立体的にしていき、完成です。
1回目の授業ではいきなり歯を描くのではなく、図形や身近な空き瓶などの小物を描く練習をしていきました。
図形の次は空き缶のデッサンを行いました。
さらに授業が進んでいくと、口の中の口腔内写真を観察してデッサンしたり、歯をデッサンしたりします。
さらに、果物をデッサンして、粘土で形を再現し、絵の具で色を付けていくという実習もありました。
まとめ
歯のデッサンは歯科技工士国家試験の実技科目の1つでもあり、歯科技工士は歯をつくるお仕事であるため、観察力が必要になるなど理由から、授業科目の1つになっています。
デッサンをすることでこれからの実習やお仕事に必要な力を身に着けていくという意図が分かりました。
デッサンは初めての経験でしたが、問題なく取り組むことができました。