こんにちは。リョウです。
歯科技工士という仕事を一言で表現すると「入れ歯や差し歯を作る専門職」です。
歯科技工士は最短で2年間の養成施設で学んだ後、国家試験に合格することで歯科技工士の免許を取得することができます。
では、歯科技工士専門学校の卒業後の進路としてどのような職場が就職先になるのでしょうか?
このページでは歯科技工士の5つの就職先とメリットデメリットと特徴について解説していきたいと思います。
歯科技工士の5つの就職先とは?
日本歯科技工士会の2015年の歯科技工士実態調査を見てみると、歯科技工士の44.4%は歯科技工所で働いており、40.7%は歯科医院や病院で働いています。
それでは歯科技工士専門学校を卒業した後の5つの就職先の特徴について見ていきましょう。
歯科技工所
歯科医師の指示を受けて入れ歯や歯を補う補綴物などを製作し、納品するという業務を行うところです。
複数の歯科医院と契約をしている場合がほとんどで受注が増え、重なると残業や徹夜をすることがあります。
歯科技工所によっては、高度な技術を要する保険適用外の技工物の製作に携わることができる場合があるというメリットもあります。
歯科医院・クリニック
歯科医院内やクリニックに常駐し、勤務するというものです。
歯科医師からの指示書をもとに入れ歯や補綴物を製作します。
患者や医師との距離が近く、実査に患者の口腔内を観察することができ、貢献している実感が得られやすいというメリットがあります。
病院・大学病院
歯科診療所よりも規模が大きく、多種多様な症例の患者を対象としているため、製作する技工物の種類が多くなります。
医療器材・歯科材料関連の企業
歯科技工士の国家資格と歯科技工に関する知識を活かして機材や材料などについての研究や営業販売などを行います。
最新の技術に触れることもでき、研究や人にものを販売することが好きな方には最適な職場であると言えます。
歯科技工士の養成機関
歯科技工士専門学校の講師などのことです。
歯科技工士を目指す学生の教育や教材の研究と開発などを行います。
まとめ
歯科技工士の活躍の場はたくさんあることが分かりましたね。
それぞれの就職先の職場によって特徴があり、メリットとデメリットがあります。
就職活動をする前に実際にアルバイトとして働いたり、説明会に参加して自分に合った勤務先を見つけてくださいね。