こんにちは。リョウです。
歯科技工士専門学校に入学すると毎年必ず健康診断があります。
その検査項目の中には「色覚検査」というものがあります。
なぜこんな検査項目があるのでしょうか。
今回は歯科技工士と色覚の関係性とそれによってできること、できないことについてまとめてみました。
それでは、見ていきましょう。
色覚異常(色覚特性)とは?
「色覚異常」という言葉はかつて「色弱」や「色盲」と呼ばれていましたが現代では「色覚特性」という言い方をします。
「色覚特性」とは目の特性のひとつであり、色を識別する錐体細胞による色の識別が多数派と異なるタイプであるというものです。
人によって「赤と緑」、「ピンクと白やグレー」、「青と紫」、「緑とグレーや黒」などの識別しにくい組み合わせがあります。
色覚検査とは?
世界的にもっとも広く検査で使用されているものは「石原表」という下の画像のような表です。
私が通う歯科技工士専門学校で行われた検査にもこの表が使用されていました。
この表は色覚異常がある方には分かりにくい色の組み合わせを使用しており、
正常の方と異常のある方とで数字や文字の読み方が違う表があります。
世界的に徴兵制があった時代からこのような表が使用されていました。
歯科技工士と色覚の関係
歯科技工士にとって色覚が重要になってくる分野があります。
それは「審美歯科」の分野です。
ジルコニアやセラミックなどの材料を使って患者さんの欠損した歯を補って復元する場合には、色調が特に重要になってきます。
まとめ
歯科技工士として審美系のお仕事をしたいという場合には色覚が特に重要になってきます。
色覚特性がある方でも歯科矯正や義歯(入れ歯)、デジタル技工などの様々な活躍できる分野があります。
私も不得意なことはありますが、誰もが皆、個々の得意分野を見つけて極めていけば良いと思っています。
さいごまでご覧いただきありがとうございました。