歯科技工士は患者さんの歯の修復物や入れ歯、矯正装置などを製作、修理する職業です。
そんな歯科技工士の資格を持った人は日本全国にどれくらいいるのでしょうか?
今回は日本全国の歯科技工士の免許登録者数と業務従事者数、それらの数の推移、就業率について調べてみたので解説します。
歯科技工士免許を持っている人の人数と推移
日本歯科技工士会の平成28年末時点のデータを見ると平成28年の歯科技工士免許登録者数は118,271人です。
免許を持っている人の人数の推移は平成10年は85,669人、平成20年は108,406人であるので、増加していることが分かります。
(出典:衛生行政報告例、歯科医療振興財団調べ)
就業している歯科技工士の人数と推移
日本歯科技工士会の平成28年末時点のデータを見ると歯科技工士として仕事をしている人は全国に34,640人います。
業務従事者数は平成26年から平成28年にかけて145人増加していますが、
平成20年に35,337人いた就業している歯科技工士の数が平成28年には34,640人に減っているのが分かります。
まとめ
歯科技工士の人数について調べて分かったことは以下の通りです。
ポイント
・平成28年末時点の歯科技工士免許登録者数は118,271人 業務従事者数は34,640人である。
・歯科技工士免許登録者数は増加傾向にあり、 業務従事者数は減少傾向にある。
・歯科技工士免許登録者数のうち就業者の占める割合(就業率)は、平成28年では29.3%であり、減少してきている。
歯科技工士の人材確保と若手の育成が課題であると言えますね。